ＥＸＩＬＥ　ＡＴＳＵＳＨＩ（３６）が２８日、自身初のドームツアーを京セラドーム大阪でスタートさせた。

　ステージでは、すでに決まっている５大ドームに加え、８月２７、２８日に東京ドームで追加公演を行うことを発表。ソロアーティストとして史上初めてとなる６大ドームツアーを行うことが決まったが、その幕開けとなるこの日、実は開催の危機を迎えていた。

　ライブ最初のＭＣでＡＴＳＵＳＨＩは「お話しすることが、プロとして正しいのか、迷ったのですが…、正直に言おうと思います」と自ら、切り出すと、のどを痛めて一時、歌うことが困難な状態だったことを明かした。

　大阪入りし、前々日の２６日にリハーサルを行ったが、自身初のドームツアーとあっていつもより力が入ったのか、「本番以上に歌ってしまい…」と、のどに違和感を覚えたという。

　その日は声がかすれる程度だったが、２７日になって、しゃべることも困難になるほど悪化し、ライブ当日となったこの日、「中止にするべきか朝１０時まで悩んだ」と明かした。スタッフと協議した結果、「そんなＡＴＳＵＳＨＩでも、ファンの方は受け入れてくれるのではないかと、期待を込めて」と開催を決断。前夜にフリーアナウンサーの宮根誠司からもらった「明日は見にいくから。大阪で歌ってくれれば、みんなハッピーになる」というメールも後押しになったという。

　「多少、お聞き苦しいところがあるかもしれませんが、歌手人生をかけてステージを務めます。精いっぱい、心を込めて歌います」と誓うと、４万のファンから大きな声援を浴びていた。

　新曲「Ｂｅａｕｔｉｆｕｌ　Ｇｏｒｇｅｏｕｓ　Ｌｏｖｅ」（７月６日発売）や故美空ひばりさんらのカバー曲など、全２５曲を熱唱。いつもと変わらぬ甘い歌声にファンも酔いしれた。