押切もえ、大接戦も山本周五郎賞逃す
優れた物語性を有する作品に贈られる「第29回山本周五郎賞」が16日、発表され、候補5作に挙がっていたモデル・押切もえ(36)の「永遠とは違う一日」は僅差で落選。同賞は湊かなえ氏(43)の「ユートピア」が受賞した。
選考委員を務めた作家・佐々木譲氏(66)は都内での発表会見で、湊氏と押切の“一騎打ち”となったことを明かして、「(10点満点評価で)湊さんが『6プラス』、押切さんが『6』。言ってみれば0・5点差。W受賞できないかという話も出ました」と大接戦の選考過程を説明した。
「永遠-」は押切にとって2作目の小説で、佐々木氏は「構成が非常にうまい。(5人いる)選考委員全員が次の作品を待ってます」と“もえセンセイ”の才能に太鼓判。押切は自身のツイッターに「最後まで候補に残ったと聞き、とても嬉しかったです。お褒めのお言葉に胸を打たれ、とても晴れやかな気持ちです」とつづった。
3度目のノミネートで受賞した湊氏は会見で、ライバルとなった押切について問われ、「この人の第1の肩書は何、じゃなく、同じ小説家として作品を読ませてもらいたい」とエールを送っていた。
