安藤裕子 「頂き物」ライブへ意気込み

 ライブへの意気込みを語る安藤裕子=恵比寿ガーデンプレイス(撮影・三好信也)
 独特の世界観が魅力的な安藤裕子
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 3月にスキマスイッチ、大塚愛、Charaら交流のあるアーティストの書き下ろし曲を歌ったアルバム「頂き物」をリリースしたシンガー・ソングライター、安藤裕子(38)が今月、ライブ「Live 2016 頂き物」を大阪と東京で行うにあたり、デイリースポーツに心境を語った。

 シンガー・ソングライターを「私小説を書いていく」作業とする安藤は、「内省が常に続く、そこに窮していた」と打ち明ける。年1枚ペースのアルバム発表サイクルや育児などで「得意だった自分を見つめる時間がすごく減って」といった事情もあったという。

 デビュー時からのディレクターに「書けないならもらって歌ってもいいじゃないか」と助言され「(歌手を)始めたきっかけは歌声を褒められたこと。自分の歌声をめでてあげたい」と決意。「打ち解けるのは得意じゃない」性格だが、2014年から他アーティストと親交を深める機会が増えていたこともあり、今作で「個性の強い方々」と多彩な音世界を開いていった。

 アルバム最終曲は自作「アメリカンリバー」。「久しぶりに自分の曲を歌えた時、すごく幸せで。自分から生まれてくる曲を形にするのって、こんなに切ないものかな」と、自分をとらえ直す好機にもなったようだ。

 ライブは15日に大阪・森ノ宮ピロティホール、21日に東京・中野サンプラザで行われ、大阪に大塚、銀杏BOYZの峯田和伸、DJみそしるとMCごはん、東京にスキマスイッチ、峯田、Chara、DJ-が出演。安藤は「ちょっとしたお祭り、フェスみたいなもの」とアピールした。

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