セクゾン佐藤&中島 演歌で舞った

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)が演出する舞台「ジャニーズ・ワールド」(2016年1月27日千秋楽)が11日、東京・帝国劇場で初日を迎えた。紅白3年連続出場を決めたSexy Zoneの2人が主演を務める舞台。社長は親交のある歌手・森進一(68)が今年限りで紅白卒業を発表したことを受け、森が過去に歌唱したことがある演歌の名曲を急きょ採用。出演者もびっくりのサプライズな開幕となった。

 Sexy Zoneの佐藤勝利(19)と中島健人(21)が空中で殺陣を披露する場面に、ジャニ-社長のひらめきが盛り込まれた。

 劇場内に流れたのは、先輩グループ・NEWSのデビュー曲に収録された「ありがとう・今」(03年)。2010年に故・森光子さん主演の帝劇舞台「新春 人生革命」で森進一が歌唱する劇中歌として採用された曲を、ジャニーズJr.の平野紫耀(18)やジェシー(19)ら歌唱力のある4人が歌い上げた。

 森進一が今年限りで紅白を卒業するニュースを受け、社長は開幕前日に「ありがとう-」を舞台で使うアイデアを思いつき、スタッフに指示。約1カ月の稽古を積んできた佐藤は「(社長から)“YOU変えちゃいなよ”と殺陣のシーンで演歌の名曲をやることに。初日に変わるとは」と苦笑いしながらも、本番では、きっちりと対応して見せた。

 この日の舞台には、ジャニーズJr.を含む総勢約90人が出演。新曲十数曲に数々のフライングと豪華ステージを繰り広げた。演歌との融合によって音楽が際立つシーンも完成した。舞台出演者たちは「Sexy-」のバックとして紅白に出場する可能性もあり、「紅白には対応できる」と期待を込めていた。

 また社長は紅白で若手とベテランの交流が減ることを危ぐ。「森進一さんがこれで最後と言っている時代じゃない。見習うことが多々ある。手を握り合ってやる。それを紅白がやらないと」と持論も展開していた。

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