石原プロ&秋元康氏初タッグ、渡が発案

 石原プロが石原裕次郎さんの生誕80周年を記念し、15年ぶりに開催している次世代スター発掘オーディションのグランプリ特典として、AKB48らを手掛ける秋元康氏(57)プロデュースのソロ歌手デビューが加わることが8日、分かった。石原プロと秋元氏のタッグは初。1次選考を務める渡哲也(73)がラブコールを送って実現した。すでに賞金100万円と同プロ製作の映画出演が決定していたが、さらなる豪華特典で“次世代の裕次郎”を盛り上げる。

 8月に募集が始まり、すでに約1万人の応募が届いている石原軍団オーディション。日本を代表する音楽プロデューサーとの異色タッグは、渡の発案で決まった。1次選考を進めていた8月末、渡が「日活の俳優はみんな歌も歌っていた。リズム感のある人がいいんじゃないか?」と思い立ったという。

 裕次郎さんは言うに及ばず、渡らかつての日活出身の俳優たちは、歌手としても活躍した。演技だけでなく歌もでき、一芸に終わらぬスターを発掘する-。プロデューサーとして白羽の矢を立てたのが秋元氏だった。

 渡と秋元氏は30年前にNHKの特番で共演。番組内で「俳優に必要なものは?」と質問を受けた2人は偶然にも「存在感」と口をそろえ、渡は同じ考えを持つ秋元氏にずっと興味を持っていた。

 長い時を経てのラブコールを秋元氏は快諾し、グランプリ受賞者への曲提供が決定。総合プロデュースと作詞を担当する。石原プロ側は「“石原裕次郎”をモチーフにした歌をお願いした。若い世代の応募者もいるし『裕次郎なんて知らない。見たことがない』という内容でも構わない」と柔軟な発想の楽曲を期待。渡も「みんなが歌えるヒット曲を作ってほしい。(秋元氏の)運を石原プロに引き寄せてもらいたい」と望んでいるという。

 全国のケーブルテレビ約200局と協力して行うオーディションは、11月7日まで募集中。15~24歳の男性が対象で、早ければ来年3月にも裕次郎さんゆかりのハワイでグランプリが決まる。

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