真理アンヌ、11年ぶり舞台にどっぷり

 日本テレビ系「11PM」のアシスタントや鈴木清順監督(92)のカルト映画「殺しの烙印」のヒロインで知られる女優の真理アンヌ(67)が、タレント・なだぎ武(44)主演の舞台「巣」(9月30日~10月4日、東京・d-倉庫)に出演する。舞台は11年ぶり、小劇場のストレートプレイは初となる真理アンヌが、このほどデイリースポーツに意気込みを語った。

 「巣」は東京の片隅にある雑居ビル屋上を舞台に、大人8人が繰り広げる物語。

 キーパーソンであるスナックママ役の真理アンヌは「舞台はあまり得意ではない。映像と違って、セリフはカットごとではありませんし、画面を切り取ることができない。自分がどう見えているのか?という不安を感じてしまいます」と明かす。「公演が1カ月あったら、本当にうまくいったと思えるのは1日か2日ぐらい。後悔ばっかり」という。

 今回は包容力や深み、味わいが求められる役で「なるべく大人の雰囲気で演じられたら」と抱負。苦手な舞台だが「夜中に頭の中にセリフが出てきて、ハッとして起きることもあります」というほど集中している。

 昨年、往年の美麗ショットをまとめた写真集「妖の女」が出版されるなど今もなお注目される昭和40年代のアイコンが、舞台「巣」では現在を見せる。

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