俳優の生田斗真（３０）が映画「秘密　ＴＨＥ　ＴＯＰ　ＳＥＣＲＥＴ」（２０１６年公開）に主演することが５日、分かった。映画「るろうに剣心」シリーズを手掛けた大友啓史監督（４９）の最新作。生田は死者の脳内映像で迷宮事件を捜査する研究室の室長を演じる。新人捜査官役の俳優・岡田将生（２５）との共演は２００８年以来となる。

　プライベートでも親交がある生田と岡田が大友監督と初タッグを組み、衝撃作に挑む。

　映画は漫画家・清水玲子氏の同名ＳＦサスペンス漫画が原作。科学警察研究所法医第九研究室（通称・第九）のメンバーが、死者の記憶を映像化し、誰も見たことがない衝撃的な脳内映像を通じて事件を解く姿を描く。

　生田は天才的頭脳の持ち主で心にトラウマを抱える第九の室長・薪剛役。岡田は第九に配属された新人・青木一行役に決まった。

　２人の共演は０８年のフジテレビ系「花ざかりの君たちへ～イケメン♂パラダイス～　卒業式＆７と１／２話スペシャル」以来で、映画では初となる。同ドラマで共演した俳優・小栗旬（３２）も含め、普段から仲が良い。８年ぶりに共演作が公開されることに生田は、「お互いが歩んできた道程や経験を現場で出しあいながら、すてきな化学反応を起こせれば」と期待。岡田も「久々に先輩とご一緒できるのはうれし過ぎます」と話す。

　「るろうに剣心」シリーズで興行収入３作合計１３０億円超えを記録した大友監督が「心に突き刺さる映画を目指す」と気合の今作はキャストも豪華。女優・栗山千明（３０）が科警研監察医・三好雪子役、俳優・大森南朋（４３）が映画オリジナルとなる役所轄署の熱血刑事・眞鍋駿介役に決まった。

　４月２７日に撮影も始まった。生田は「撮影現場ではスタッフキャストの方々が『室長！』と呼んでくださいます。少し偉くなった気分。気持ちがいい」。室長役を満喫しながら、「偉そうに他人を見下しながら人間の脆（もろ）さと強さ絶望と希望を表現できれば」とアピールした。