韓国 女子高生同性愛は「品位乱す」

 韓国のテレビ局が同性愛を扱うドラマで女子高生同士のキスシーンを放映したところ、一部のキリスト教団体などが反発し、政府の放送通信審議委員会が5日までに放送の「品位」を乱したとの理由で番組に行政処分を出した。

 一部のキリスト教徒が同性愛を激しく非難しており、こうした性的少数者の排斥運動に保守的な政権が呼応した。人権団体などは強く反発している。

 ドラマは新興放送局のJTBCが制作した「ソナム女子高探偵団」。同性同士で恋に落ちた女子生徒を描き3月までに2回キスシーンを放送した。審議過程で制作陣は「社会の変化を示したかった」と意図を説明した。

 議事録によると、審議委員らは当初、「性的表現の露骨さが問題だ」と口にしたが、次第に同性愛自体が「不道徳だ」(検事出身の咸貴用委員)として嫌悪感をむき出しにした。審議委はキスシーンだけでなく同性愛を描いたことも処分理由とし、放送で同性愛を扱えば処分するとの“指針”を提示した形だ。

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