声帯摘出…再び発声できる方法も

 声帯のがん治療のため療養していた音楽プロデューサー・つんく♂(46)が4日、母校・近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式にサプライズ登場し、声帯の摘出手術を受け、声を失ったことを告白した。新入生に向けた祝辞メッセージに、苦しみ抜いた上での自身の決断と覚悟を記した。つんく♂が公の場に姿を見せたのは、昨年10月のがん再発公表後、初めて。

 声帯の摘出手術を受けても、再び声を出せるようになる方法はある。

 一般的には3種類あり、その一つが食道発声。口や鼻から取り込んだ空気を逆流させ、食道入り口の粘膜のヒダを声門の代わりに振動させて音声を発声する。器具を使わないのが利点だが、ゲップの要領で逆流させるのにコツが必要で反復練習が求められるという。

 それ以外に、電動の人工喉頭(EL)を首に押し当て、発音の動作を行うEL発声。手術で気管孔と食道の間に細い管を取り付けるシャント発声もある。

 これまでのような歌声を取り戻すことは難しいが、コミュニケーションとしての発声は可能という。

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