北陸新幹線が開業 出発式に土屋太鳳ら

 金沢駅を出発する「かがやき」と土屋太鳳(右から2人目)
 
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 首都圏と北陸を直結する北陸新幹線が14日、開業した。

 1997年10月に長野まで先行開業したが、新たに金沢まで延伸。最速タイプの「かがやき」が東京-金沢を最短2時間28分で結び、これまでの上越新幹線と在来線の乗り継ぎより最大1時間23分の短縮となる。

 金沢駅では、東京行き一番列車の発車時刻より1時間以上前の午前4時50分ごろから、新幹線の乗客や一目見ようと集まった人らが改札をくぐり、真新しいホームにあふれた。福井県あわら市の自営業網田尚さん(44)は9歳の娘と東京へ。「この日を心待ちにしていた。新幹線は北陸の希望の星」と興奮。

 先頭車両そばでの出発式では辻昭夫駅長(58)と、石川県を舞台に30日から放映が始まるNHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインを演じる土屋太鳳(20)が、右手をまっすぐ上げて出発を合図。新型車両W7系は静かに走りだし、ホームから歓声が上がった。

 東京駅では、女優の杏(28)が出発の合図。開業を待っていた人たちが金沢行きの一番列車「かがやき501号」に乗り込み、開業100年を迎えたばかりの東京駅から、北陸へ向かった。

 東京都足立区の男性会社員(47)は、次男(12)の小学校卒業を記念し、一緒に鉄道写真を撮るため石川県へ。「北陸はカニや海産物がおいしいと聞いているので絶対に食べたい」と話した。

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