Berryz工房がラストコンサート

 アイドルグループのBerryz工房が3日、東京・日本武道館でラストコンサート「Berryz工房行くべぇ~!」を開催した。嗣永桃子(22)ら7人はデビュー曲「あなたなしでは生きてゆけない」などアンコールを含む24曲を全てフルコーラスで歌い上げ、完全燃焼。アンコールでは全員が涙、涙の“卒業式”となり、キャプテンの清水佐紀(23)は「Berryz工房は(無期限)活動停止しますが、永久に不滅です」と宣言した。

 2004年にメジャーデビューを果たしたひなまつりの日、7人は11年間の活動に自ら終止符を打った。

 公演前からメンバーの涙が止まらず、20分遅れでスタートしたステージは、11年間の感謝の思いを込めてセルフプロデュースした。古城をイメージしたセットで「21時までのシンデレラ」を歌い、ロングドレスに早着替えするなど、この日限りで覚める夢のパーティーを演出した。

 アンコールではメンバー全員が卒業スピーチ。須藤茉麻(22)は「こんなにすてきな空間を守れなくてごめんなさい」と謝罪。菅谷梨沙子(20)は「つらくて全部投げ出したいと思ったこともあったけど、後悔はありません」と号泣。嗣永は「これからも心は一つ」と、1人だけ涙を見せなかった。

 客席ではプロデューサーのつんく♂(46)や05年に脱退した石村舞波(22)が見守り、モーニング娘。’15のメンバーや矢口真里(32)らOG、後輩グループらも駆けつけた。米国やタイなど海外公演も多く行った“国際派”らしく、ドイツやスコットランド、カナダから来たファンらも惜別の声援を送った。

 デビュー時は平均年齢10・7歳、小学生だった7人も全員成人となった。今後は熊井友理奈(21)がモデルを目指し、須藤は舞台女優に転身。嗣永はカントリー・ガールズのプレーイングマネジャーに。清水、徳永千奈美(22)はスタッフに、菅谷は一時休業する。

 バラバラな個性が魅力だったメンバーは、将来もそれぞれ。さまざまなフィールドでこれからも輝いていく。

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