小林幸子、自身の楽曲以外で初作詞作曲

 歌手の小林幸子(61)が、母校の新潟市立栄小学校など4校が統合して4月に開校する、同市立日和山小学校の校歌を作詞作曲し、10日、新潟市内で、初披露を行った。

 4校の生徒380人との大合唱に、「一生忘れることのできない日になりました」と瞳を潤ませ感無量。篠田昭新潟市長(66)からは、史上5人目で女性初の「にいがた市感謝大賞」が贈られた。

 半世紀以上の時を超え、新潟の母校に恩返しの歌を届けた。

 小林はデビューのため上京する小学4年まで栄小学校に通っていたが、同校など4校が今春統合。4月に新たに誕生する小学校のために、校歌作りに取り組んだ。

 “さっちゃん校歌”を望む地域住民の声を受けた篠田市長から、1年前に直接オファーを受けたという。自身の楽曲以外の作詞作曲を手掛けるのは、初挑戦だったが快諾。統合で消えてしまう『入舟小』、『湊小』、『豊照小』、『栄小』の4校の名前を、『ふね入るみなと 豊かに栄え』と歌詞に取り入れるなど、「折に触れてふるさとを思い出す歌」に仕上げた。

 この日は入舟小の体育館に集まった4校の生徒380人と、新校歌を初披露。子どもたちの純粋むくな歌声に、目に涙を浮かべて、「未来に向けて、明るく元気にスマイルで歌っていってください」と思いを託した。

 故郷への貢献が評価され、過去には作家・新井満氏、漫画家・水島新司氏ら4人のみが受賞した「にいがた市感謝大賞」に女性で初めて選出され、贈呈式も行われた。「新潟県人の歌い手として、お役に立てることは何でもさせていただきます。皆さんと一緒に生きていきたい」。気温2度の雪国で心を熱くし、郷土愛を示していた。

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