和歌山・小5殺害 容疑者宅から血痕

 和歌山県紀の川市の住宅地で市立名手小5年、森田都史君(11)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された中村桜洲容疑者(22)の自宅のげた箱付近から血痕が見つかり、森田君のDNA型と一致したことが8日、捜査関係者への取材で分かった。岩出署捜査本部は、中村容疑者が事件現場にいたことを示す証拠とみて調べる。同日午後、殺人容疑で送検した。

 捜査関係者によると、げた箱付近には血痕が三つあり、中村容疑者本人のものもあった。トイレからも血液反応があった。風呂場や中村容疑者の自室は反応がなかった。

 事件現場では、作業用ゴーグルのようなものを着けた男が逃走。中村容疑者は任意聴取の際、類似したゴーグルのレンズ部分を所持しており、頭に固定するゴム部分は自室の衣装ケースから見つかった。捜査本部は、同じ衣装ケースから、なたのような刃物3本も押収しており、事件に使われた可能性があるとみて血液反応などを調べている。

 一方、同県紀美野町の会場では8日、森田君の葬儀が営まれた。遺族は県警を通じて「大切な家族である息子を失ってしまったことで、大きなショックを受けております」などとのコメントを公表した。

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