五木 山口洋子さんに感謝の歌声届ける

 「紅白歌合戦リハーサル」(29日、NHKホール)

 大みそか放送の「第65回NHK紅白歌合戦」(31日、後7・15)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールでスタートした。五木ひろし(66)は、歌唱曲「よこはま・たそがれ」を今年9月に死去した恩師・山口洋子さんへ捧げることを誓った。

 五木は、恩師の作家・作詞家の山口洋子さん(享年77)をしのび、71年に紅白初出場した際に歌った山口さん作詞の「よこはま・たそがれ」を43年ぶりに紅白で披露する。

 今年はデビュー50周年で記念曲「桜貝」をリリースするなど精力的に活動してきた。これまでも紅白では、その年発売した曲をヒットさせ、歌うことにこだわってきた。そのため、過去43回出場という長いキャリアにもかかわらず、同じ曲を歌うことは、ほとんどなかった。

 今年も当初は、「桜貝」を紅白で歌うことを目標にしていたが、山口さんの訃報に接し、気持ちを変えた。プロ歌手としてデビューしながら鳴かず飛ばずだった自分を見いだしてくれ、スターに育て上げてくれた恩師のためにだ。「山口さんが亡くなられてから、紅白に出場できたら、この歌しかないと思っていた」と、山口さんが手掛けた初めての作品で、紅白に初出場した際に歌った思い出の曲を選んだ。

 本番では、司会のナレーションとともに、生前の山口さんの写真が映し出された後に歌唱する。「万感の思いがこみ上げてくると思う。五木ひろしのスタートを作ってくれた方。心から感謝して歌を届けたい」。天国に届ける熱唱を誓った。

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