「往く道は-」座右の銘がFAXに

 日本を代表する俳優で、「昭和残侠伝」シリーズなどの任侠映画や、「幸福の黄色いハンカチ」「南極物語」など205本の映画に出演した高倉健(たかくら・けん、本名小田剛一=おだ・ごういち)さんが10日、午前3時49分、悪性リンパ腫のため都内の病院で亡くなっていたことが、18日、分かった。

 高倉さんの所属事務所は死去を報告したファクスで、「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」という高倉さんの座右の銘を添えた。これは天台宗・比叡山延暦寺の大阿闍梨・酒井雄哉さんから贈られた言葉。「物事を成就するまでは決して精進をやめず、どんなに苦労しようと悔いはない」という意味で、困難な現場でも黙々と仕事をこなした高倉さんを的確に表現している。高倉さんは、この言葉に勇気づけられて「南極物語」の出演を決意したという。

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