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妻夫木が感涙…「生きてて良かった」

2014年10月1日

拍手で映画をたたえる妻夫木聡

拍手で映画をたたえる妻夫木聡

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 一般の観客に披露するのはこの日が初めて。しかも海外での上映とあって不安もあった。しかし、フェアプレーでカナダ人の心をつかんだ「朝日」同様に、映画への真剣な思いは国境を越えて伝わった。妻夫木は「生きてて良かった。自分の作品でこんなにパワーをもらったのは初めてです」と感動を表現した。

 ゲストとして招待された「朝日」OBのケイ上西(かみにし)功一氏(92)も「ベースボールだけでなく、戦前に実際にあったことを見せていただいて、とてもいい作品でした」と満足の表情。亀梨は「バンクーバーの方と一緒に見ることができるのは幸せです」と上西氏を含む地元の観客に感謝した。

 劇中で日系カナダ人二世を演じた妻夫木、亀梨にとっては“凱旋”とも言える上映会。レッドカーペットでは約1000人の地元ファンの歓迎を受けた。メガホンを取った石井裕也監督(31)は同映画祭にこれまで「舟を編む」(2013年)など4本の長編を出品している常連で、22媒体の地元メディアが取材に駆けつけるなど、注目度も抜群だった。

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