iPhone6混雑地なら“au圧勝”

 発売前から話題沸騰のiPhone6/6Plusが19日に発売され、各キャリアごとの“実力”調査などが、ネット上を賑わせている。そんな中、多くの人が行き交う東京都内の主要駅とその待ち合わせ場所でのiPhone6/6Plusの通信速度調査が、RBB TODAYの記事で発表され、auが圧勝していることが分かった。

 1日に数十万人から100万人近い人が利用する都内の主要駅。乗降客の多くがスマートフォンを利用するとあって通信環境はかなり劣悪。ネットやアプリがなかなかつながらないという経験をした人も多いはずだ。そんな環境だからこそ、各社のネットワーク整備の実力が際立つ場所とも言える。

 今回の調査は、新宿駅、渋谷駅、東京駅など5カ所のJR山手線ホームと、それぞれの駅での主要待ち合わせ場所の合計10カ所で行われた。そのうち9カ所の下り通信速度でauはトップになるなど、強さを発揮。特に原宿駅ホームでは、全地点で最速の72・48Mbpsを記録、下り平均でも49・35Mbpsと、混雑地でも安定した通信速度をマークした。

 その理由として考えられるのが、au版のiPhone6にだけ搭載されているキャリアアグリケーション(CA)。これは800MHzのLTEプラチナバンドと2・1GHzと呼ばれる周波数帯を束ねて受信最大150Mbpsの高速通信を実現したもの。

 さらに通常、データ通信のみに使われ、混みにくい周波数を利用する「WiMAX2+」にも対応。CAとWiMAX2+という異なる高速の通信技術を1台に集約させたことで、それぞれが持つ周波数帯をフル活用できるようになり、混雑する駅周辺でも安定かつ高速のネットワーク構築が実現した。

 iPhone6/6Plus発売イベントに出席したKDDIの田中孝司社長は「端末はどこのキャリアも基本的には同じなので、一番の差別化ポイントはネットワーク。auはキャリアアグリケーション、WiMAX2+と全部入りなので、他社よりも優位だと思っている」とコメントするなど、ネットワークについては自信満々。混雑地ではauが一歩リードと言えそうだ。

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