ASKA被告に薬物譲渡で組事務所捜索

 デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名宮崎重明)被告(56)が覚せい剤や合成麻薬MDMAを使用したなどとして逮捕、起訴された事件に絡み、警視庁組織犯罪対策5課は10日、麻薬取締法違反と覚せい剤取締法違反の疑いで、東京都新宿区の指定暴力団住吉会系組事務所など2カ所を家宅捜索した。

 捜査員らは午前10時ごろ、事務所の入るビル前に到着。盾を持った機動隊員がバリケードを作る物々しい雰囲気に、周囲は騒然となった。

 組対5課は8月、MDMAをASKA被告に譲渡したとして、住吉会系組員安成貴彦被告(47)と無職柳生雅由被告(64)を逮捕。ASKA被告は「覚せい剤も買った」と供述しており、入手ルートなどを調べていた。

 東京地検は今月9日、両被告を麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の罪で起訴。起訴状では2人は共謀し今年3月、目黒区のASKA被告の自宅で、MDMA約100錠を56万円で譲渡した、としている。地検によると、87錠を押収し、残りはASKA被告が使ったとみている。

 この日の捜索容疑は、安成被告らが共謀して3~5月、東京都内でMDMAと覚せい剤をASKA被告に譲り渡した疑い。

 ASKA被告は、自宅で覚せい剤とMDMAを所持したなどとして起訴され、検察側は懲役3年を求刑、判決は今月12日に予定されている。

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