暑かった夏も終盤戦。ある化粧品会社の調査によると、夏の肌疲れで「自分の顔が５歳以上老けて見える」と答えた人が回答者の半数にも上った。特に猛暑の今夏は、見た目年齢が上がってしまう“夏老け”に悩む女性が増加。強い紫外線や冷房による乾燥がダメージを与え、肌が夏バテした状態となるのが大きな要因。そんな女性の強い味方が、お酢とフルーツにあるという。管理栄養士の柴田真希さんに聞いた。

　お肌にいい栄養といえばビタミンＣがすぐに上がるが「お肌にいいビタミンＣは熱に弱い。実はお酢はビタミンＣを破壊しようとする酵素の働きを抑えてくれます」（柴田さん）。

　さらに酢は血行をよくし、新陳代謝を活発にするので、シミ、シワの改善も期待できるという。

　そんな酢とビタミンＣやポリフェノールが豊富な果物を組み合わせたフルーツビネガーが“夏老け”女性の強い味方。家庭でもマスカット１５０グラム、輪切りレモン半分、氷砂糖とはちみつを各１００グラム、酢２００グラムを加えて氷砂糖が溶けるまで漬け込むだけで簡単でおいしいフルーツビネガーが完成する。

　また市販飲料を利用する手も。この夏発売された「シュウェップス　フルーツビネガーゼロ　マスカットレモン」（日本コカ・コーラ）は、１日の望ましいとされる酢摂取量（１５～２０ミリリットル）の大半が摂（と）れる炭酸飲料。その手軽さと飲みやすさで人気を呼んでいる。“夏老け”に悩む人は一度フルーツビネガーを試してみては？