六本木ヒルズに“牧場”が出現

 6月1日の「牛乳の日」にちなみ、国産の牛乳や酪農に親しんでもらうイベント「六本木牧場」が1日、東京・六本木ヒルズ内で開催され、多くの親子連れらが訪れた。

 人工芝を敷き詰め、等身大の牛のフィギュアを設置。牧場直送のソフトクリーム販売や、バター作り体験、ラクレットチーズの試食、3種類の牛乳の試飲などが行われた。

 オープニングイベントには、酪農関係者で結成された酪農をPRするユニット「CowMix」や、神奈川県立相原高校畜産部のメンバー、クイズイベントなどを監修した酪農家・吉田恭寛さんが登壇。6月の牛乳月間のキックオフイベントを盛り上げた。

 イベントを主催した中央酪農会議の内橋政敏事務局長は「昔は、街のあちこちで酪農を見ることができたが、今は酪農家がどんどん減ってしまい、消費者と乳製品、酪農家との距離が広がってしまった。こういったイベントで、少しでも酪農を身近に感じてほしい」と話した。

 内橋氏によれば、酪農家の数は1963年には42万戸だったが現在は1万9000戸まで減少しているという。「それでも牛乳の価格を上げないよう、酪農家が頑張っていることも知ってもらえればうれしい」と訴えた。

 会場を訪れた人の評判も上々。港区内から2人の子供を連れてきた30代の主婦は「私は牛乳が飲めないのに、ここで飲んだ牛乳は飲めた。変な臭みがなくて本当においしかった」と驚いた表情。神奈川県の小学生男児も「ソフトクリームがおいしい」と夢中でほおばっていた。

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