小保方氏、論文撤回NO!会見も検討

 STAP細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーの代理人弁護士は2日、小保方氏が「論文の撤回に同意したことは一度もなく、取り下げるつもりはない」と話していることを明らかにした。

 代理人を務める大阪弁護士会の三木秀夫弁護士によると、理研の調査結果への不服申し立ては来週前半にする方向で調整している。小保方氏は自ら説明したいとの意向を示しており、後日記者会見することも検討している。

 3月14日の中間報告の記者会見で、理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の竹市雅俊センター長は3月10日に小保方氏らに撤回を勧告したことを明らかにしていた。「小保方さんは『はい』と答えた。うなずいたので承諾したと判断した」と述べた。

 理研は3月14日「論文を取り下げる可能性を検討している」とした小保方氏ら論文執筆者3人連名の文書を公表した。

 共著者のチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授は1日、「論文の誤りは研究結果に影響しないと信じる。論文は撤回されるべきではない」とする声明を発表した。

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