手塚治虫さん原画展、仏で初開催

 フランス初となる漫画家、手塚治虫さんの原画展「漫画の神様 手塚展」(29日~2月28日まで開催)の内覧会が27日(現地時間26日)、パリ市内のギャラリー「バルビエ&マトン」で行われ、手塚プロダクションの松谷孝征社長(69)らが出席した。

 「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」などの原画53枚が展示された同展は、28日(現地時間27日)に手塚作品を原作にした映画「ブッダ2」のワールドプレミアがルーブル美術館で開催されることから実現。フランスでは日本のアニメ、漫画の人気が高く、大手新聞「ル・モンド」が取材に訪れるなど盛り上がりを見せている。

 また、松谷社長は手塚さんの代表作「火の鳥」の“幻の続編”について言及。手塚さんの構想メモが残された「大地編」の漫画化について「手塚の身内が監修者になって、手塚プロ出身者が描くなら可能性はある」と含みを持たせた。

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