朝日放送主催展 売上4億2千万円不明

 2011年に朝日放送(大阪市)が主催した美術展のチケット売上金約4億2千万円が使途不明となっていることが24日、分かった。朝日放送は売上金の保管をイベント会社に委託。大阪地検特捜部がイベント会社元社長らから事情を聴くなど捜査している。

 美術展は11年6~10月、京都市美術館で開かれた「フェルメールからのラブレター展」で計約4億2千万円の売り上げがあった。委託された大阪市のイベント会社「日本ワーカーズ」は、美術展終了後に朝日放送に売上金を渡すことになっていたが、支払いは約1億9千万円にとどまった。日本ワーカーズは人材派遣会社に売り上げの保管を再委託したとしている。

 朝日放送は12年、日本ワーカーズと人材派遣会社に、差額の約2億3千万円の返還を求めて大阪地裁に提訴。日本ワーカーズは「人材派遣会社から返済がないため返せない」とし、人材派遣会社の代理人は「以前から貸し付けがあり、受け取った代金は返済の一部と認識していた」と主張している。

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