キムタク、加藤登紀子ら宮崎監督に感謝

 引退を発表していたアニメ映画界の巨匠・宮崎駿監督(72)が6日、東京・吉祥寺で会見し「今回は本気です」と、現役を退くことを明言した。

 「ハウルの動く城」で主人公・ハウルの声を務めたSMAP・木村拓哉は「たくさんの夢世界をありがとうございました」と感謝をささげた。木村は同作で声優に初挑戦。「『ハウル‐』に、自分が参加出来たことも、とてもうれしかったです」と宮崎アニメの一員になれたことを喜び、「今でも、森に風が吹くとトトロを気にする自分がいます」と、影響の大きさを明かした。

 「紅の豚」でヒロイン・ジーナの声を担当した歌手・加藤登紀子(69)は、本紙の取材に「とても残念です」と引退を惜しんだ。

 開催中の全国ツアーでも、自身が歌った同作のエンディングテーマ「時には昔の話を」をセットリストに入れるほど思い入れが強く「(主題歌の)『さくらんぼの実る頃』の歌入れではテストで歌ったものがそのまま本番の音になった。宮崎監督の中では周りが気づかないうちに答えが見つかっている、そんな感じがします」と述懐。会見はテレビで見届け「これからにも希望が持てる感じがしました」という。

 「千と千尋の神隠し」で釜爺を演じた俳優・菅原文太(80)は「長いこと働き続けて、お疲れになったでしょう。何年か休んで、疲れを癒やして。今度は“老人もの”を何かやってください」と、ユーモアたっぷりのねぎらい。

 同作で湯婆婆・銭婆を強烈なインパクトで演じた夏木マリ(61)は「『千と千尋‐』に参加させていただいたこと、一生の宝です」とコメントし「車が運転できる限りはアトリエに行くとおっしゃっていました。また違った形でのクリエーションを熱望しております」と、今後に期待した。

 「千と千尋‐」「ハウル‐」に出演した俳優・大泉洋(40)は「子どものころナウシカに夢中になり、今、娘がトトロに夢中です。本当に長い間僕らに夢を見させていただきありがとうございました」と感謝。同じく俳優・神木隆之介(20)は「僕達にいつもたくさんの夢と希望と現実を教えてくださり、ありがとうございました。宮崎監督の作品に参加させて頂いたことは僕の一生の誇りです」とコメントした。

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