松本零士氏、宮崎駿監督の“続投”願う

 「第70回 ベネチア国際映画祭」に特別招待作品として出品されたアニメ映画「キャプテンハーロック」(7日公開)の公式上映が3日(日本時間4日)に行われ、声優を務めた三浦春馬(23)、原作の漫画家・松本零士氏(75)が参加した。国際舞台初経験の三浦は、上映後、5分間に及ぶ観客からの喝采に「見たことのない世界を見させていただいた」と感涙。また、松本氏は引退を表明した宮崎駿監督(72)の現役続行を熱望した。

 松本氏は「頑張ってほしい。宮崎くんは業界を支える大きな柱ですから。皆が支えあっていかないと」と自身の思いを吐露。「必死に頑張っているのを感じていた」と宮崎監督の思いをくんだ上で「だからこそ頑張ってほしい。彼は大丈夫ですから」と語った。

 自身の進退については「創作という世界に終わりはないんです。そういう意味では、僕は自分の年齢とかは感じない。この道を選んだ以上は終われない」ときっぱり。過去の自身の作品がひとつの終わりに向かって絡み合っていく壮大な物語の構想があることを明かし、「それを描くと『お墓に行くんじゃないか』と思われるから、まだ“カーテンコール”は出さない。徐々に準備を進めたい」と話した。

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