山本太郎氏 ハチ公前で“共闘ライブ”

 第23回参院選は21日、投開票される。参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」の行方が最大の焦点で、22日未明に大勢が判明する見通し。選挙戦最終日の20日、与野党の各党首はそれぞれの重点区で最後の支持を訴えた。激戦の東京選挙区に無所属で出馬した俳優の山本太郎氏(38)は東京・渋谷ハチ公前特設ステージで、緑の党推薦の比例候補でミュージシャンの三宅洋平氏(34)が開催した野外ライブ「選挙フェス」に参加。“共闘ライブ”で最後のお願いに声を張り上げた。

「力を貸して」 山本氏と三宅氏による“ラストステージ”に渋谷が騒然となった。

 午後2時すぎから、両者と親交のあるアーティストがライブを開始。脱原発を訴えたレゲエサウンドを響き渡らせると、縦揺れの若者らがスクランブル交差点一帯に集まった。通行人同士による小競り合いも起こると、渋谷警察署員は「押し合わないでください!!」と笛で注意しながら叫び安全確保に汗を流した。

 怒号や歓声が入り交じる中、約1時間半遅れの午後7時すぎに到着した山本氏は、脱原発に始まりメディア、ブラック企業批判などを展開。「交差点の向こうにいる大人、なんで怒らないんだよ。みなさん、力を貸して下さい」とシャウトした。

“お祭り”状態 昨年12月の衆院選に山本氏が出馬した際に、応援に駆けつけたことがある三宅氏も、「オレとタロウちゃんならいけるぜ。オレらは心の超党派」とコラボ演説を展開。午後8時を告げるクラッカーが鳴り響くと、聴衆が太鼓や笛の音にあわせみこしを担ぎ大騒ぎ。演説終了後も会場は“お祭り”状態が続いた。

 選挙最終盤には、解禁となったインターネットでの選挙運動トラブルが発覚。受信者の同意を得ないままメールを送信していたとして19日にネット選挙運動を停止したが、この日「100万人メールメール大作戦」を再開。「序盤から選挙の手応えはありました」と断言した山本氏。悲願の国政へ、いよいよ、運命の一日を迎える。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス