W杯予選で渋谷の交差点に立ち入り制限

 サッカー・ワールドカップブラジル大会アジア最終予選の日本‐豪州戦がある4日夜、警視庁は東京・渋谷駅前スクランブル交差点周辺の立ち入りを制限する。

 試合終了後に若者が集まり、混乱やトラブルが起きるのを防ぐため。警視庁は「過去にも騒ぎがあり、事故が起きる危険性を放置できない。理解と協力をお願いしたい」としている。

 警備計画によると、交差点周辺を「整理区域」に指定し、試合終了予定の4日午後9時ごろから機動隊員ら数百人を配置。明確な用事がある人を除いて立ち入りを制限し、迂回(うかい)路に誘導する。認めた場合でも斜め横断は禁止し、通行人が滞留するのを防止する。

 渋谷駅前では、サッカー日本代表戦や年越しのカウントダウンのたびに数千人が集まってハイタッチするなどお祭り騒ぎとなり、交通渋滞やけんかなどのトラブルが発生。地下鉄駅入り口の屋根に上った若者が転落する事故も起きている。

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