ＡＫＢ４８の指原莉乃（２０）、大島優子（２４）らメンバー１６人が２８日、千葉・幕張メッセで行われた「ぱちスロＡＫＢ４８」発表会に登場した。２２日に発表された「第５回選抜総選挙」（６月８日開票、日産スタジアム）の速報順位で１位となった指原は「どこで下げ止まるかが見どころです」と恐縮しきり。篠田麻里子（２７）からは「今日からは『指原様』と呼びたいと思います」と言われ、「本当に私、謙虚なんですから！」としどろもどろになった。

　誰もが仰天の首位発進となった指原が、先輩メンバーの“餌食”となった。２２日の速報発表以来、初めて報道陣の前に姿を見せた指原は、１位の感想を求められると、「恐れ多いです。うれしいですけど、（落ちるという）不安な気持ちもあります」と恐縮モードだったが、速報１５位と出遅れた篠田がすかさず“口撃”の口火を切った。

　「今までは『さしこ』と呼んでいたけど、今日からは『指原様』と呼びたいと思います」。

　思いがけぬ発言に対し「えっ、ちょっとやめてくださいよ～」と慌てる指原に同じく速報２０位と出遅れた小嶋陽菜（２５）が「ファンの方も勇気づけてくれたんで、『指原様』に近づけるように頑張ります」と追い打ちをかけた。さらにはセンター大本命の大島が、速報３位からの連覇への手応えを問われ「分からないですね～。『指原様』がいらっしゃるので」とニヤリととどめを刺した。

　ステージ上では「あっさん（前田敦子）、たかみなさん、優子さん、私で（ユニットを）やりたい。豪華な人の中で真ん中に立ちたい」と、野心もチラリとのぞかせた指原だったが、偉大な先輩からの“かわいがり”には大慌て。「記者の人って記事を“盛る”から。盛らないでくださいね。私、ずっと謙虚な姿勢なんですから」と懇願した。

　それでも、会見終了後、１位になったら何がしたいかを問われると「世界征服」ときっぱり。２位の渡辺麻友（１９）にダブルスコアをつけての首位発進で、「去年は３票だったけど、今年は１０票自分に入れたいと思います」と、逃げ切りに意欲をのぞかせた“指原様”の姿は、どこか誇らしげだった。