大沢たかお&松嶋菜々子、初カンヌ感激
俳優の大沢たかお(45)が20日、フランス・カンヌで開催中の「第66回カンヌ国際映画祭」に出席した。
主演映画「藁の楯(わらのたて)」がコンペティション部門に出品され初めて同映画祭に参加した大沢は、公式上映を前に行われた会見で「来ることができて良かった」と感激。ジョークで記者を笑わせるなど、リラックスした表情をみせた。受賞結果は26日夜(日本時間27日未明)に発表される。
晴れ渡った南仏の空の下、大沢が初めてカンヌの地を踏んだ。
18日に同地で国際俳優デビューした、同じコンペ部門に出品中の「そして父になる」主演・福山雅治(44)が見せた、さわやかな白のジャケットスタイルとは対照的に、大沢は全身黒で統一したシックな装い。
同じくこの日が“カンヌデビュー”となった共演の女優・松嶋菜々子(39)もシンプルな黒のワンピース姿で会場に現れ、集まった100人以上のカメラマンに向かって笑顔を向けた。
公式上映を前に行われた記者会見では、松嶋が「運命を感じます」と同作でのカンヌ初参加を喜んだ。97年のドラマ「深夜特急」の撮影で、大沢と南仏を訪れたことを述懐。「この地方を訪れるのは、16年ぶりなんです。まさか、同じ場所に同じ方と来られるとは」と不思議な巡り合わせに胸を高鳴らせた。
記者からの質問は三池崇史監督(52)に向けられたものが多かったが、現在の心境を問われた大沢が「上映はまだなので、楽しみでもあり緊張もあり。ただ出発前に『頑張って』と声をかけられることが多かったが、もう今さら頑張りようがないんですよね」と返して笑いを誘う場面も。
会見前に行われた、報道陣向け上映は早朝にもかかわらず満席になるなど作品は高い注目を集めているが、主演俳優はリラックスした受け答えで存在感をアピールした。
