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海老蔵、團十郎さん告別式で辞世の句

2013年2月28日

 團十郎さんの遺骨を持った市川海老蔵は、車のドアが開いてもうつろな表情のまま立ちつくす=東京・青山葬儀所(撮影・北野将市)

 團十郎さんの遺骨を持った市川海老蔵は、車のドアが開いてもうつろな表情のまま立ちつくす=東京・青山葬儀所(撮影・北野将市)

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 “予感”を自らの胸に収め、周囲に負担をかけないようにしていた團十郎さんに、改めて感謝した海老蔵。「父は若くして父(先代の團十郎)を失い、母を失い、白血病という大病を2度も患い、そして息子が私という苦労の絶えない人生でした」と自虐ネタで笑いも取りながら思いをはせた。

 海老蔵ではなく本名の堀越孝俊としても父・堀越夏雄さんに感謝した。1月に意識を失う前にテレビ電話で姿を見たときには、体調が悪かったにもかかわらず、父は普段と同じ笑顔を見せた。「目を閉じると、そのときの笑顔がまぶたに焼き付いています。一生の宝物です」と振り返った。

 3000本の菊やトルコキキョウ、バラなどで飾られた祭壇は團十郎さんの思いをくんだ質素なものだった。昨年11月に宣伝用として撮影された遺影が飾られ、祭祀(さいし)料(天皇陛下からの香典に当たるもの)、正五位、旭日(きょくじつ)中綬章、フランス政府から贈られた芸術文化勲章「コマンドゥール」が供えられただけのシンプルなものだった。

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