「マトリックス」監督 女性として来日
兄が姉になった。「マトリックス」三部作で知られる米監督、ラナ・ウォシャウスキー(47)、アンディ・ウォシャウスキー(45)姉弟が24日、都内で最新作「クラウド アトラス」(3月15日公開)の会見に出席した。
2人の来日は「マトリックス レボリューションズ」(03年)の公開イベント以来10年ぶり。08年以降に性別適合手術を受けた兄ラリー改め姉ラナは、女性としての容姿を初めて日本の報道陣に“お披露目”した。
鮮やかなピンク色のドレッドヘアにノースリーブのワンピースで登壇したラナは「日本は私の精神的な故郷だと思っています」とあいさつし「今は村上春樹の新作(『1Q84』)を読んでます」と明かす親日家ぶり。降壇時には笑顔で投げキスをふりまくなど、ご機嫌だった。
また、今作には韓国人女優のペ・ドゥナ(33)らアジアの俳優が出演。日本人俳優の次作への配役の可能性を問われたアンディは「日本の映画マーケットは大好きなので、そういう思いはある。新鮮な顔を見つけたい」と意欲的に応じていた。
