なかにし礼氏 がんから復帰&激白
3月に食道がんを告白し、治療に専念していた作詞家で直木賞作家のなかにし礼氏が1日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」のレギュラー・コメンテーターとして仕事復帰した。
同氏は2月27日に都内の病院で胃カメラを飲んだところ、食道に腫瘍(しゅよう)が見つかり、3月5日に同番組内でがんを告白した。現在74歳の同氏は、5月23日に同番組にVTR出演。20代と50代に起こした心筋梗塞で手術に不安があるため、がんを切らずに治す治療にかけると宣言していた。
同氏が受けていたのはたのは放射線治療の一種である陽子線治療。X線とは違い、体内の一定の深さで止めることができるため、ほかの臓器にあまり影響を与えず、がん病巣を狙い打ちできるという。ただし、この治療ができる施設は全国で7カ所しかなく、公的保険の適用もないため、240~290万円の自己負担になるという。