女子バレー28年ぶり「銅」列島燃えた
日本女子バレーボールが28年ぶりにメダルを獲得した11日、列島が熱狂した。東京・中野のバレーボールカフェ&バー「VO‐VO」に集まったバレーファンは銅メダルがかかった韓国との3位決定戦に熱い声援。銅メダルをかけ韓国代表と戦い破れた男子サッカーの“雪辱”を果たすと、歓喜の涙であふれた。
勝利の瞬間、獲得に店内からは、すすり泣く声が漏れた。“永遠のライバル”韓国との一戦。ファンが集うバーには「全日本必勝」と書き込まれた日本国旗に、銅メダル獲得を願う“バレーボール神社”を設置。応援グッズのスティックバルーンを手に来店客は、日本に点が入るたびに拍手や大歓声で後押しした。
日本は3セット連取で銅メダルを獲得。「よっしゃー」と抱き合う中、03年に“メグカナ”コンビに魅了され女子バレーファンになった、阪神ファンでもある大学1年生・高住翔さん(18)は、「感動しました」と大号泣した。店内は、歓喜と感涙が入り交じった。
84年ロサンゼルス五輪当時、中学校3年生だった店長の山田好治さん(43)は「当時は五輪でメダルを獲るのは当たり前だと思っていた。勝てて良かった」と喜んだ。店では銅メダル獲得のお祝いとして、スパークリングワインが振る舞われ、“美酒”にいつまでも酔いしれていた。
