猿翁芝居復帰 黒子役は息子中車だった

 歌舞伎俳優・二代目市川猿翁が4日、東京・新橋演舞場で始まった「七月大歌舞伎」に出演し、8年半ぶりに役者として復帰した。猿翁は三代目市川猿之助を名乗っていた03年11月の博多座公演中に、脳こうそくで倒れて入院。その後、04年2月に地方公演に出演したのを最後に、療養生活を送っていた。

 復帰を支えたのは6月に俳優・香川照之から転身した息子の九代目市川中車だった。この日、猿翁が演じたのは羽柴秀吉をモデルにした真柴久吉。黒子に体を支えられながらせりふも決めて、スタンディングオベーションを受けた。一度幕が下りて、カーテンコールで登場すると、後にいた黒子も顔をチラリ。実はこの黒子が中車だったのだ。父を支える息子の姿に会場は万雷の拍手に包まれた。

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