鈴木愛がノーボギー65の猛チャージで2位浮上「若い子の2週連続は阻止したい」竹田の2週連続V阻止にギラギラ
「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第2日」(20日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
35位から出た鈴木愛(29)=セールスフォース=が6バーディー、ボギーなしの65の猛チャージで、通算5アンダーの2位に浮上した。67で回った竹田麗央が単独首位を回り、2週連続優勝に王手をかけた。
19年大会は2位、17年大会は3位と相性は悪くない川奈で、鈴木が大爆発した。ピンチらしいピンチはパーオンできなかった8番だけ。高難度ホールが続く終盤も、上がり4ホールで3バーディーを奪った。「ショットが少し昨日より良かった。あとは昨日と同じくらいチャンスがあったけど、今日はしっかり打てたので、昨日はギリギリ入らなかったところが入ってくれたかな」と振り返った。
前週のKKT杯バンテリン・レディースでは、最終日に2位まで追い上げたものの、竹田のツアー初優勝を許した。今週は2日目を終えて、リーダーボードの一つ上にはまた竹田の名前がある。「あまり同じ選手に2週(連続で)勝たせるのは自分の中で思うところがあるので」と鈴木。自身は今季3月の明治安田レディースから、翌週のVポイント×ENEOSで2週連続Vを達成しているが、同じことをライバルたちに簡単にやらせるつもりはない。
「若い子の2週連続は阻止したいので、そういう面では自分もそこ(優勝争い)に割って入りたい」。次週のパナソニック・オープンは5月のワールド・サロンパス・カップを見据えて欠場を考えているだけに、最終日は全力投球で、勢いに乗る若手の壁になってみせる。