【舩越園子の目】松山3位はアンハッピー?

 第2ラウンド、14番で第3打を放つ松山英樹。通算3アンダーで3位=イーストレークGC(共同)
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 「米男子ゴルフプレーオフ最終戦、ツアー選手権・第2日」(23日、イーストレークGC=パー70)

 ツアー選手権2日目は顔見知りの米メディアたちから次々に「マツヤマ、ベリーグッド。彼はベリーハッピーだろ?」と尋ねられた。

 しかし「オー、イエス」と単純に答えることはできなかった。なぜなら松山はショットの感触には決して満足していなかったからだ。

 だが、それをいくら説明しても、結果重視の米メディアは「感触が悪くてもスコアが良ければハッピーだろ?」となる。「でもね、彼が追求しているのは」と説明したが、それでも彼らは「Why?」と首を傾げた。

 そして2日目の松山は1つスコアを落として3位タイへ後退。ショットに対する苦悩は前日より深まった様子。前半はフェアウエーを外し続けたティーショットが後半はフェアウエーを捉えたが「いいんだか悪いんだか、わからない」。アイアンも「半信半疑。考えさせられる」と首を傾げた。

 再び米メディアが声をかけてきた。「マツヤマは今日はアンハッピー?」。「そうね、ハッピーではない」。

 この会話、どうも噛み合っていないような気もするが、松山がわからないものを私が彼らに説明できるはずもない。首位になれば会見が組まれる。「そこで直接聞いて」。残り2日。そうなることを祈るばかりだ。

(在米ゴルフジャーナリスト)

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