シニアルーキー鈴木首位発進 「喜んでもらいたい」病床の父に届ける初V誓う

 「デイリー後援・男子シニアゴルフ・マルハンカップ太平洋クラブシニア・第1日」(30日、太平洋クラブ六甲コース=パー72)

 シニアルーキーの鈴木亨(50)=ミズノ=が1イーグル、6バーディー、ノーボギーの64で回り、首位スタートを切った。シニア3戦目で、早くも初優勝のチャンスが訪れた。3打差の2位は昨年覇者の崎山武志(53)と高見和宏(56)。今大会は2日間競技で、31日に最終ラウンドが行われる。

 うだるような暑さの中、鈴木がシニアでは自己ベストとなる64をマークして首位発進を決めた。「朝からいいスタートが切れた」と前半を4アンダーで折り返すと、14番パー5では2オン成功。8メートルを沈めるイーグルでギャラリーを沸かせた。

 今年5月に50歳になり、これがシニア3戦目。過去2戦は「結果を出さないといけない」という思いが強すぎて34位と23位。しかし、ようやくシニアの雰囲気にも慣れ、レギュラーツアー通算8勝の実力を見せつけた。

 昨年8月、ゴルフを手ほどきしてくれた父・基之さん(79)が脳梗塞で倒れ、現在も寝たきりの状態。「昔から厳しい父でしたが、今は僕の顔を見ると泣くんです。僕が活躍することで父に喜んでもらいたい」。2位と3打差で迎える最終日。病床の父に届けるシニア初優勝を誓った。

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