遼、単独首位キープ 終盤に猛ラッシュ

 「クイッケンローンズ・ナショナル・第2日」(31日、ロバート・トレント・ジョーンズGC=パー71)

 首位から出た石川遼(23)=CASIO=は7バーディー、4ボギーの68で回り、通算11アンダーで単独トップとなり、決勝ラウンドへ進んだ。1打差の2位はリッキー・ファウラーとケビン・チャペルで、タイガー・ウッズ(いずれも米国)は通算8アンダーの5位に浮上した。

 石川は終盤の猛ラッシュで首位を堅持した。上がり3ホールで連続バーディーを奪取。16番(パー3)は第1打をピンの根元につけ、18番では9・5メートルのパットを沈めた。「つきも重なったバーディーだった」と、ほっとした表情を見せた。

 1番で幸先よくバーディー発進したが、その後が続かない。ショットが安定せず、前日の好スコアを支えたパットも正確さを欠いた。2、4番で3パットをたたき、ボギーが先行。それでも「我慢の一日だった。上がりになるにつれ、良くなってきた」と話した通り、集中力を切らさず、追い上げにつなげた。

 5月のクラウンプラザ招待でも首位発進しながら2日目に崩れた。4日間続けて好スコアをキープすることの難しさを、今季の石川は痛感している。悲願の米ツアー優勝も視界に捉えたが「まだ半分終わっただけ。優勝を狙えるような位置で終われるように、いい準備をしてやるだけ」と、決勝ラウンドへ向けて仕切り直しを強調した。

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