松山5バーディー23位浮上「体調楽に」

 「ダンロップ・スリクソン福島オープン・第2日」(24日、グランディ那須白河GC=パー72)

 34位でスタートした今季日本ツアー初参戦の松山英樹(23)=LEXUS=は5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算7アンダーの23位に浮上した。大会連覇を狙う小平智、S・K・ホ、宋永漢が通算11アンダーで首位。右打ちと左打ちのクラブを使い分ける異色のアマチュア、高橋慧(新潟・開志学園高3年)は2バーディー、2ボギーの72で回り、通算2オーバーの110位で予選落ちした。

 怪物が調子を上げてきた。前日は全英オープン帰りの疲労、時差ぼけ、日本の高い湿度で本来の力を発揮できなかったが、この日は違った。ショットの精度が上がり、ほとんどのホールで4、5メートルのバーディーチャンスを作った。

 パットを決めきれずに爆発的なスコアとはいかなかったが、16番ではカップの右下から12メートルのバーディーパットを決め、最終18番はグリーン右手前バンカーからの第3打を1メートルに寄せてバーディーフィニッシュ。「いつかはバーディーがくると思っていた。16番は自分でもいいストロークができたと思う」と冷静に振り返った。

 首位に4打差で決勝ラウンドへ進出。ムービングデーと呼ばれる3日目へ向けて「体調は昨日より少し楽になっている。自分のやるべきことをやって、ビッグスコアが出せたら、すごくうれしいと思う」と意気込んだ。残り2日。1打1打に東日本大震災で被災した東北への思いを込める。

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