遼アレレ…一夜で暗転7位→67位に

 「ウィンダム選手権・第3日」(16日、セッジフィールドCC=パー70)

 前日、米ツアー自己最少の62をマークして73位から首位に2打差の7位に上がった石川遼(22)=CASIO=は、一転して1バーディー、2ボギー、2ダブルボギー、1トリプルボギーと大荒れ。前日より16打悪い78、通算イーブンパーで67位と大きく順位を落とした。ニック・ワトニー(米国)が65と伸ばし、通算14アンダーで首位。

 これが同じ選手のプレーかと目を疑うほどの惨状だった。石川は1番の第1打を大きく左に曲げてボギーにすると、その後もドライバーの方向性、アイアンの距離感、さらにパッティングとすべてに精彩を欠いた。

 9番が最大のミスだったという。最高のドライバーショットを打ち、第2打をピン左1メートルにつけた。下りのスライスライン。だが、構えてから迷いが生じ、右カップに蹴られてパー。これが尾を引いて、立て直しができなくなった。

 13番(パー4)は第1打が右へOB。打ち直しも右ラフへ入り、トリプルボギー。もはや集中力はなく、18番(パー4)はグリーン奥からの第4打をパターで打ったが、大きくショートするイージーミスでダブルボギー。前日29だったインは41だった。

 それでもプレー後は、丁寧に報道陣の取材に応じた。「流れが悪い方、悪い方へといってしまった。スイングの安定感はまだまだだが、そこまで悪いかな、という感じ。気持ちが乗っていかなかった。朝の練習場では、前日と違う感じはなかったのに」と、突然の不調の原因が自分でも分からない。

 前日までの貯金をすべて吐き出し、優勝争いは遠くにいってしまった。「今日みたいなこともまだまだあるのが自分。でも、明日もひるまずにやりたい」と気丈に語った。

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