「日医工女子オープン・最終日」（６日、八尾ＣＣ＝パー７２）

　２位で出たジョン・ヨンジュ（２２）＝韓国＝が７バーディー、ボギーなしの６５で回り、通算１７アンダーでツアー初優勝。２打差の２位に横峯さくら（２８）＝エプソン。藤田光里（１９）＝レオパレス２１＝が通算１２アンダーで３位に入った。通算１１アンダーの４位に木戸愛、堀奈津佳ら４人。首位スタートの若林舞衣子は１１位だった。

　韓国の大学に在学中の２２歳が、快挙を成し遂げた。今季から日本ツアーに参戦しているジョン・ヨンジュが初優勝。１２戦目で栄冠をつかみ「まだ信じられない」と緊張が解けきらない表情で喜んだ。

　首位と２打差の２位スタート。序盤からピンを攻めた。ラフからのアプローチを寄せた２、３番で連続バーディーを奪って波に乗った。

　追いかける横峯の足音に、心中は穏やかではなかったようだが「１打に集中して楽しもう」と言い聞かせた。安定したショットは最後まで乱れなかった。

　大きな舞台で活躍するために、日本のツアーを挑戦の場に選んだという。「いずれは日本の賞金女王になりたい」とはにかんだ。