原江里菜“不動スイング”で躍進誓う

 女子プロゴルフの開幕戦、ダイキンオーキッドレディース(沖縄・琉球GC)を目前に控え、昨年賞金ランク32位の原江里菜(26)=NEC=が、今年の大飛躍を狙っている。27日に所属契約を結ぶNEC本社(東京・港区)で記者会見を開き、決意を表明した。

 昨年は優勝こそなかったが、出場32試合で予選落ち3回、トップ10フィニッシュが3回と安定した成績を残した。このオフは宮崎、グアム、沖縄などで合宿をし「飛距離ではセカンドの番手が1番違う。ティーショットは10から15ヤード弱は飛ぶようになった」と、手ごたえを感じている。

 昨年から今年にかけて実質的な休暇は「2週間」と言うほど練習に打ち込んだが、中でも最も今年に生かせそうなのが、永久シード選手・不動裕理との偶然の出会い。2月に沖縄・琉球GCで練習ラウンドをしていた時、ひとつ前の組に不動がいた。

 「その場でお願いしてスイングのビデオを撮らせてもらいました。不動さんは筋トレとかじゃなく、球を打って体を鍛えてきた選手。すごく効率がいいスイングで、学ぶものがあったんです」

 原によれば、不動のスイングはインパクトが点ではなくゾーンになっており、極めて方向性と距離感がいいという。

 「それに対して自分は、インパクトでは強くたたけるけど、その後の(ボールの)操作性がなかった。不動さんのスイングをマスターできれば、去年以上にボールをいいところに持って行けると思う」。

 スイング改良はまだ道半ばだが、目指す方向性にブレはない。「オフは飛行機移動が多く、自分と向き合う時間があり、自分がどんなゴルファーになりたいのかも考えた。今年は純粋にゴルフのことを考えられる」。2008年NEC軽井沢の初優勝以来遠ざかっているVへ。原は着実にステップを踏んでいる。

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