真央、復帰宣言後 初演技「焦らずに」
「THE ICE札幌公演」(22日、真駒内セキスイハイムアリーナ)
フィギュアスケートの元世界女王で、1年間の休養を経て現役続行を決めた浅田真央(24)=中京大=が22日、札幌市内で開幕したアイスショー「THE ICE」で競技復帰宣言後、初めて演技を披露した。
観客の前で演技をするのは今年1月のショー以来、約半年ぶり。今季のエキシビションナンバー「踊るリッツの夜」を初披露し、コミカルなジャズナンバーをタキシード、蝶ネクタイ姿で演じた。3つのジャンプも軽やかに決めて、約6000人の観客を沸かせた。
5月の復帰会見から本格的に練習を再開。「練習を始めた頃はまったくできなくて、これが現実かなと思った。でも、練習を積み重ねて、感覚とか自分の力が戻ってきている実感がある」と、今季への手応えを語った。
今季初戦は10月3日のジャパンオープン(埼玉)で、「初戦までに休養前の状態に戻すことが目標。焦らずにいけば間に合う」と真央。戦いの舞台に戻る準備も覚悟も、着実に整いつつある。