元白鵬がモンゴルから帰国「あさって全て話します」 9日に記者会見 離日中に日本相撲協会退職が決定
大相撲で史上最多45度の優勝を誇り、9日付で日本相撲協会を退職する宮城野親方(元横綱白鵬)が7日、モンゴルからの航空便で成田空港に帰国した。
宮城野親方は夏場所後に離日し、故郷のモンゴルでレスリングのメキシコ五輪銀メダリストの父ムンフバト氏(2018年死去)の記念銅像除幕式に参列。同国滞在中の2日に日本相撲協会の臨時理事会を経て、退職届を受理され、退職が正式決定していた。
宮城野親方は父の銅像除幕式を「感動した」と振り返り、親交がある元巨人・長嶋茂雄さんの訃報には「私はジャイアンツファンだからね…」などと悼んだ。
昨年2月、弟子の元前頭北青鵬(引退)の暴力問題が発覚し、監督責任から部屋は閉鎖、昨年4月に師弟とも伊勢ケ浜部屋に転籍した。
2日の協会発表では、今年九州場所後に部屋の預かり措置は解除される予定で、協会側は強く慰留したが、宮城野親方の退職の意志が強かった、とされている。
宮城野親方は「あさって、全て話します」と多くを語らなかった。9日の会見が注目される。空港ではファンからのサイン、撮影の求めに快諾するなどして、晴れやかな表情を浮かべていた。




