バレーボール男子日本代表・高橋藍メダル獲得へ「軸」になる イタリアからシーズン終えて帰国 「去年より強い日本代表を作る」
バレーボール男子日本代表でイタリア1部リーグ・セリエAモンツァの高橋藍(22)が1日、関西空港着の航空機で帰国した。プレーオフ決勝でペルージャに敗れ準優勝でシーズンを終了。「正直悔しい」と振り返りつつも、「最高峰で勝つことの難しさを味わった。新たな経験ができてバレーに自信がついた」と手応えを口にした。
今後は日本代表で21日開幕のネーションズリーグを経てパリ五輪に備える。「去年より強い日本代表を作り、メダル獲得を目標に五輪に挑みたい。軸としてチームを勝たせる存在になりたい」と、中心的存在として72年ミュンヘン五輪の金以来、52年ぶりとなるメダルへ導く自覚を示した。
シーズン終了翌日には、同プレーオフでミラノを3位に導いた日本代表主将の石川祐希(28)と食事をしたと明かし、「代表でこういうことをやっていかなきゃ、などを話した」と五輪モードに切り替え。異国での成長を糧に「代表でも厳しいシチュエーションになった時に経験値を発揮できる」と甘いマスクを引き締めた。