厳重注意の大の里 高安から“愛のムチ”に「ありがたい」ファンの激励に「声援をいただいてうれしかった」

 申し合い稽古をする大の里
 ぶつかり稽古で高安(左)の胸を借りた大の里は、途中で座って息を整える
 ぶつかり稽古で大の里を上から押す高安
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 大相撲の春巡業が25日、千葉県木更津市で行われ、幕内大の里(二所ノ関)が幕内高安(田子ノ浦)から“愛のムチ”を受けた。ぶつかり稽古で胸を借り、砂まみれになりながら約8分間。息も絶え絶えに、力を振り絞った。

 昨年9月に二所ノ関部屋で20歳未満の幕下以下力士と飲酒し、日本相撲協会から22日に厳重注意を受けてから初めての巡業。「砂だらけになって頑張っている姿を見てもらって、信頼を取り戻すのが一番大事だと思う。巡業に参加させてもらっているので、土俵の上でしっかり頑張るだけです」と神妙な表情で話した。

 申し合いでは朝乃山、宇良らと10番とって7勝3敗。ぶつかり稽古は自ら高安に志願し、ファンからは激励の声援もあった。「(不祥事もあって)自分の中で不安もあった。ファンの方の存在が身に染みたというか、たくさん声援をいただいてうれしかった」としみじみ。胸を借りた高安には「ありがたいですね。巡業中ずっといろいろ教えてもらっています」と感謝した。

 稽古後、観客からの質問コーナーに登場した高安は、期待の力士を問われて「大の里」と即答。「スケールも大きい。ちょっといろいろあったみたいですけど、相撲で一生懸命頑張ってもらいたい」とエールを送っていた。

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