アジア選手権 五輪内定の高山、村尾が優勝 素根輝は準々決勝で膝負傷による途中棄権か 

 「柔道・アジア選手権・第3日」(22日、香港)

 パリ五輪代表内定選手で女子78キロ超級の東京五輪金メダリスト、素根輝(パーク24)が準々決勝で途中棄権した。技を仕掛けた際に膝を負傷したとみられ、敗者復活戦は欠場。全日本柔道連盟によると、23日の帰国後に病院で検査を受けるという。五輪代表内定選手では同78キロ級の高山莉加(三井住友海上)と男子90キロ級の村尾三四郎(JESグループ)が優勝した。

 女子78キロ超級の素根がアクシデントに見舞われた。準々決勝で自身より頭一つ高いウズベキスタン選手に対し、仕掛けた体落としから崩れる。すぐに起き上がったが、両膝に手をついて動けない。足を引きずりながら畳中央に戻ると、自ら棄権を申し出た。2連覇が懸かる五輪まで約3カ月と残された時間は少なく、けがの度合いが懸念される。

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