競泳最年長五輪の33歳鈴木聡美「衰え、限界きてない」当初20代で引退視野も“全盛期”到来に驚き「日々、年齢の概念覆してる」

 競泳女子平泳ぎの12年ロンドン五輪メダリストで、今夏のパリ五輪代表に決まった33歳の鈴木聡美(ミキハウス)が29日、都内で取材に応じた。100メートルは自己ベストを更新しての代表入りで、200メートルにいたっては12年ぶりの五輪切符。2大会ぶりの返り咲きで、日本競泳史上最年長の五輪代表となったが、周囲の反響も大きく「かなりすごい。家族、親戚、友達から連絡をもらったり、SNSでフォロワーの数がすごく増えたりとか、ちょっと戸惑っている」と目を丸くした。

 衰えるどころか、進化を続ける鉄人。33歳での五輪代表入りは、16年リオ五輪の松田丈志(32歳)を超えて史上最年長となった。大学生だったロンドン五輪でメダルを獲得した当時は「(16年)リオデジャネイロ五輪で引退するのかなと思っていた」と明かしたものの、三十路で自己ベストを塗り替えるなど“全盛期”を迎えており、「実際そんなこと(引退)が全くなくて非常に驚いている」と笑った。

 21年の東京五輪は出場を逃したものの、周囲の勧めもあって現役を続行し「(今は)水泳と向き合えている」。練習やトレーニングでの数値は今も上がっているといい「数字として、本当の衰えや限界はまだきてないという実感がある」と断言。「丈夫な体が(長い活躍の)1番の要因。どれだけ疲れたと思っても、意外と動けちゃったりするし、トレーニングでパフォーマンスが上がっている。日々、年齢の概念を覆しているような気がしてならないです」と実感を込めた。

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