友風が十両復帰有力 右膝重傷乗り越え 執念逆転のはたき込みで4連勝

 「大相撲初場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 元幕内で右膝の重傷から再起した東幕下2枚目の友風(二所ノ関)が栃神山(春日野)をはたき込みで退け、勝ち越した。春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で2020年春場所以来の関取返り咲きを有力とした。

 押し負けて土俵際に追い込まれながら、最後は回り込んで逆転勝ち。3連敗スタートから4連勝に「やりきりました」と充実の表情を浮かべた。「たくさんの人たちに支えられながらアドバイスももらいました。自分の中でいい経験になる」と、かみしめた。

 西前頭3枚目だった19年九州場所で右膝関節脱臼、じん帯断裂。歩くことすらできない状態から長期リハビリを経て、21年春場所、序二段で復帰し、番付を徐々に上げてきた。来場所は再び関取として土俵に上がることになりそうだが、「(番付は)あんまり気にせず、どの番付でも精いっぱい頑張るだけ」と、今場所後の吉報を待つ。

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