元豊ノ島がタレント転身「やってみたい思いもあった。相撲の素晴らしさを広く伝えていきたい」
日本相撲協会は4日、元関脇豊ノ島の井筒親方(39)が同日付で退職したと発表した。
都内で取材に応じた井筒親方は、今後は個人事務所を立ち上げてタレント「豊ノ島」として活動していくことを表明。昨年九州場所後に決断したといい「現役時代からメディアにも出させてもらって、やってみたいという思いもあった。相撲が大好きなので、相撲の素晴らしさをいろんなところで広く伝えていきたい」と抱負を語った。
豊ノ島は高知・宿毛高から時津風部屋に入門し、2002年初場所で初土俵を踏んだ。身長170センチほどの小兵ながら、鋭く相手の懐に潜り込む速攻相撲で活躍。幕内通算71場所で関脇を5場所、小結を8場所務め、殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞4回、金星4個を獲得した。20年春場所後に現役を引退して年寄「井筒」を襲名。時津風部屋の部屋付き親方として、後進の指導にあたっていた。




